世界の「宗教と戦争」講座 井沢元彦さん
ISBN4-19-861355-9 徳間書店
世界の宗教 ユダヤ教・キリスト教・イスラム教・仏教・神道・儒教 について書いた本です。
一つずつの本を読んだのでは分からない(読んでませんが)、比較しながら書いていて興味深いです。近世に発達した人権等についても書かれてます。
よくニュースで取りあげられるパレスチナ問題。またアフガニスタンというかアルカイダというか、ビン・ラディンさんというか、どうしてあんなに揉めているのかよく分からない部分があるので、まぁ基礎知識として読んでみました。
ほとんどの日本人は実感ではなく、頭でしか理解できない宗教・人種問題。読めば読むほど、この問題の解決が難しいというか、出来ないんだろうなぁと思ってきます。
例えば、ユダヤ教の人が約束の地カナン(今のイスラエルの場所らしいですが)にやってきたとき、そこには今のパレスチナのように先住民がいました。彼等は昔そこにいる人を女子供関わらず皆殺しにして、神様に誉められているんですよ。
これはユダヤ教だけに限らないとは思いますが、私は神様の命令でも、それはおかしいんじゃないかなぁと考えます。ただ、信じている人はそれを変だとは思わない。だって神様は絶対正しいんだから。
最近毎日のようにどこそこの国でテロがありました、とニュースでしてるほどではないけど、日本もお隣の韓国とはどうも仲良くなれない。それについても記載されています。
国内ニュースだけでなく、海外ニュースに少しでも興味のある人、日本人以外と付き合いがある人は、一読したほうがいいと思います。
難しいことを書いてあるようですが、井沢さんの本はやたら繰り返しが多いので大丈夫、簡単に読めます。ただやたら仮定を本当っぽく書いてあるので(本当か想像か嘘かは私には分かりません)注意が必要かもしれませんが。
本を読むのが好きです 結構偏った読書傾向ですが、記録として残したくなったので、書いてみます
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